きものをもっと気軽に着られたら。
そんな思いから生まれたのが、デニムきものです。
きものが日常から遠ざかってしまった理由のひとつに、
「扱いにくさ」があります。
汚したらどうしよう。
手入れが大変そう。
気軽に着られない。
そうした不安が、きものを特別なものにしてしまいました。
デニムきものは、そのイメージを変えるための一着です。
丈夫で、気兼ねなく着られる。
汚れても洗える。
日常の中で使える。
ただし、私たちのデニムきものは、
いわゆる「デニム風」の商品ではありません。
オレンジ色のダブルステッチや、ウォッシュ加工、
ポケットやリベットなどはありません。
黒糸による通常の縫製で仕立てた、
あくまで「きもの」としてのデニムきものです。
素材がデニムであるだけで、
形も仕立ても、きものそのもの。
だからこそ、
帯を締めれば、紬のきもののように着ることができ、
逆に帯をせずに羽織るだけでも、自然に日常に馴染みます。
きものとしても、日常着としても使えること。
それが、このデニムきものの特徴です。
特別な日のためではなく、
普段の暮らしの中で着るきもの。
きものを「着るもの」として取り戻すための、
ひとつの答えです。