きものの格について3

格はなぜこんなにわかりにくい

きものの序列をもう一度見てみると、
留袖から小紋あたりまでは柄の配置や有無の差ですが、
お召は織り方の違い、
紬以降は素材の差です。

つまりこの序列は、
柄・織り方・素材という異なる基準が混在しています。

さらに「紬で平織りの訪問着」のような
例外的な組み合わせもあれば、
ひとくちに訪問着といっても
フォーマル度の高いものから低いものまで様々です。

加えて「紋」という要素もきものでは重要です。
五つ・三つ・一つ・なし、
と数が多いほど格が高い。

これは比較的わかりやすいのですが、
柄行の格となると、
古典vs.モダン、重厚vs.軽快、大柄vs.小柄、
金銀あり vs.なし……と続き、
もはやプロでも複雑すぎて触れたくなくなります。

一般の方にはややこしすぎるし、
深入りしても意味がない、というのが正直なところです。

ーー 格の基準はひとつではなく、
それぞれに程度の差もあるからわかりにくい。

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