きものを着ない理由12

キモチとモノ ー そして普段着きもの

ここまで、きものを着ない理由をひとつずつ見てきました。

着る側の問題は、
どちらかといえば「キモチ」の問題でした。

きものを知らない、
着付けを知らない、
決まりが多そうで怖い。

でもそのほとんどは、「知らないだけ」のこと。
知らなければ覚えればいい。

多少の練習は必要ですが、
それは洋服だって最初は同じでしたね。

難しいのではなく、馴染みがないだけ。
そう気づくと、少し気が楽になりませんか。

作る側・売る側は、「モノ」の問題です。

安くていいものが少ない。
本当の意味での普段着きものが足りない。

芸術品としての高価なきものはぜひ残してほしい。
ただ、今多くの方が求めているのは、
もっと気軽に手が届くものだと思います。

車でいえば、
高級外車より軽自動車の方が今は求められているような話です。

私たちの、その答えのひとつが、デニムきものです。

洋服並みの値段で、気軽に洗えて、日常に溶け込む。
素材を絹に限らず、綿でもポリエステルでも、
今の暮らしに合ったものづくりを続けたい。

着る人も作る人も、
それぞれの課題を少しずつ解決していくことで、
きものはもっと身近になっていくはずです。

難しく考えなくていい。
伝統だから着るのでもない。

ただの「着るもの」として、
もっと自由に、気軽に楽しめるようになったとき、
自然にきものを着る人が増えていくと思うのです。

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